持続可能スマートシティラボ

様々なタイプの街のデザイン

持続可能スマートシティ

 気候変動に関する「パリ協定」や、「持続可能な開発目標(SDGs)」を達成するためには、自治体や企業における経営方針の抜本的な改革が必要と言われています。

 コロナ影響の下、現在、各種社会サービスのオンライン化が急速に進みつつありますが、今後はさらにビックデータやAI等のデジタル技術を本格的に活用する超スマート社会(Society5.0)の到来が期待されています。この超スマート社会の実現により、東京等の大都市圏での社会活動が、都心一極集中型から多極分散型へと転換できるかどうかが、今後の日本社会の持続可能性にとって極めて重要です。

 そこで本ラボでは、このような持続可能なスマートシティをシステムデザインする研究に取組みます。

具体的には、

1)街区レベルでの健康影響を空間詳細に評価するモデルにより、アフターコロナでの人々の行動変容を予測し、グリーンビルディングやスマートモビリティをオンデマンドで快適に提供できるサービスを、テストサイトの自治体や企業と連携してデザインします。

2)スマートシティにおける快適で持続可能な都市システムを3Dデザインして、その環境・エネルギー性能をシミュレーション評価する研究を、東京大学、ジョージア工科大、スイス連邦工科大の研究者らと実施します。

スマートシティのシステムデザインに関心をお持ちのデベロッパー、建築、モビリティ、IT、コンサル、行政等の社会人の方や、多様な専門分野出身の学生の皆さんの参加を期待します。

公的資金研究プロジェクト

  • 「未来社会創造事業(異分野共創による超スマート社会の実現)」JST(東京:実施中)
  • 「暑熱と高齢化社会の脆弱性に対する健康と環境の好循環の政策」環境省(大阪:実施中)
  • 「地域循環共生圏づくりプラットフォーム構築支援事業」環境省(山梨:実施中)
  • 「アフターコロナの脱炭素化シナリオ構築手法開発」環境省(東京、横浜、京都:実施予定)

本研究室の代表的な研究アプローチ

「和風スマートシティーづくりを目指して」


http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/70/70.pdf

 

国内連携

東京大学、国立環境研究所、地球環境戦略研究機関(IGES)等との共同研究を実施

国際連携

スイス連邦工科大、ジョージア工科大、パデュー大学等との教育・研究連携を推進