エネルギーマネジメントシステムプロジェクト

AIが描く街のデザイン

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内閣府「戦略イノベーション創造プログラム(SIP)に採択、未来のシナリオをシミュレーションするエネルギーマネジメントシステム

未来都市における脱炭素化や居住快適性などの持続可能性を実現するため、建築・交通・人間活動にかかわる各種スマート 技術の導入シナリオを構築し、最先端のデジタルツイン技術を活用して、スマートエネマネのための新たなシミュレーション基盤を開発する。

特に、多様な地域課題に対応するためのテストサイトを全国に設定し、エアモビリティ等が展開する未来の都市システムにおけるグリーン電力の需要と供給を最適化するための統合的モデリング手法の開発に取り組む。


戦略的イノベーション創造プログラムのサイトはこちらから

取り組み

今後の急速な発展が予想される建築・交通関連のスマート技術(ネットポジティブ建築、自動運転EV, ドローン,空飛ぶクルマ等)と経済活動のデジタル化が大規模に導入される未来都市のシナリオを想定して、2050の脱炭素化に向けたスマートエネマネの統合シミュレーション手法を開発する。具体的には、以下の6つの手法を開発する。

  • 未来都市発展シナリオのシミュレーション手法(都市システムのエネマネによる脱炭素化をバックキャスト)
  • 建築と交通におけるエネルギー需給を統合的にシミュレーションしてエネマネを最適化する手法
  • ビックデータ・IoT情報を統合解析してデジタルツイン空間での可視化情報をエネマネに活用する手法
  • 都市における各種エネマネ対策のカーボンアカウンティング(SCOPE3を含む)と持続可能性を評価する手法
  • オンデマンドEVモビリティによりグリーン電力をシェアリングするシステムの動的なエネマネ手法
  • メタバース経済圏におけるエネマネ行動変容を促すゲーミング手法(地域コイン活用を含む)

そして、上記の研究知見を総合化して社会実装への応用を検討するため、全国に展開するテストサイトにおいて多様なステークホルダーとの共創で未来社会の可能なシナリオを構築・評価する手法の開発にそれぞれ取組むことで、カーボンニュートラルでウェルビーングな未来社会の実現に資する統合的シミュレーション基盤の開発を目的する研究を実施する。