超スマート社会

ビックデータやAI等のデジタル技術を本格的に活用する超スマート社会(Society5.0)

超スマート社会(Society5.0)

国の科学技術政策で超スマート社会(Society5.0)とは

IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すこと、また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。

と説明している。

この超スマート社会が、社会にどのような変化をもたらすのかをシミュレーションし、実現に向けた提案のできる具体的な研究を行います。

超スマート社会がもたらすもの

すでにスマートフォンの普及やIoT、AIの導入により、私たちの生活スタイルは急激に変化をしています。そして超スマート社会は、自動運転など私たちの生活の自由度を高め、エネルギーの多様化や地産地消化でエネルギーの自由度を高め、農作業の自動化、工場における自動生産の高度化、またはバリューチェーンの最適化などで、産業の自由度を高めることになります。

そうした中で人々はどのような生活スタイルになり、何を行っていくのか、何に生きがいや幸せを求めるのか。そうした社会で求められる街や住居のスタイルはどうなるのかをシミュレーションしながら、設計をしていくことは大変重要です。

研究・活動のテーマ

この超スマート社会の実現により、東京等の大都市圏での社会活動が、都心一極集中型から多極分散型へと転換できるかどうかが、今後の日本社会の持続可能性にとって極めて重要です。

行っているテーマはとしては、

1)街区レベルでの健康影響を空間詳細に評価するモデルにより、アフターコロナでの人々の行動変容を予測し、グリーンビルディングやスマートモビリティをオンデマンドで快適に提供できるサービスを、テストサイトの自治体や企業と連携してデザインします。

2)スマートシティにおける快適で持続可能な都市システムを3Dデザインして、その環境・エネルギー性能をシミュレーション評価する研究を、東京大学、ジョージア工科大、スイス連邦工科大の研究者らと実施します

そのほかに、人々の動きを分析したマーケティング、災害リスクの低減、そのほか、様々な課題の解決にチャレンジします。