東京など都市部での先進的な都市デザインだけではなく、歴史ある街で世界から観光客の訪れる京都ではどのような街のデザインが良いのか、人口の減った地方の町や村は、どのようにすれば持続可能になるのか、デザインを行う街は多種多様です。
それぞれにおいて街が抱える課題も様々です。東京都杉並区では古くからの住宅地が残り道路が狭く入り組んだ木密地域が、今後発生する可能性のある大地震に向けて対策を進める必要があります。
京都では世界中から訪れる観光客により、宿泊施設が満杯となったり、街内の交通渋滞が発生するなどオーバーツーリズムが問題でした。しかし、新型コロナウイルスによる影響で、海外から観光客がこなくなると、今度は観光客向けに提供していたサービスができなくなり、商売ができずに困っています。
地方では高齢化率が40%を越し、行政サービスも含めた街の機能が維持できないと予測される町村が多数あり、街を持続可能にするための様々な活動が行われています。